第320回横浜定期演奏会/第219回サンデーコンサート

創立60周年の大きな節目の年に、日本フィルの長年のパートナーである日本フィルハーモニー協会合唱団とともに、メンデルスゾーンの大作オラトリオ《エリヤ》に臨みました。指揮の大井剛史さんのすみずみまで行き届いた音楽づくりが、130分の大曲を見事に輝かせました。13人に及ぶソリスト、中でもパイプオルガン左に位置したボーイソプラノが作品の世界観をドラマティックに演出。情熱を込めて歌いきった合唱団に、客席からは大きな拍手が送られました。

エリヤが3年ぶりに雨を降らせる奇跡の場面
エリヤ(ステージ上):「少年よ、海の方を見よ。」
少年(オルガン左):「雲が上ってきます。天が暗くなってきました!」

第320回横浜定期演奏会(2016年9月10日/横浜みなとみらいホール)

オーケストラ約70名、ソリストのべ13名、合唱団約230名が、想いをひとつに、壮大なオラトリオの世界を描き出します。

第219回サンデーコンサート(2016年9月11日/東京芸術劇場)